しがない大学生の万人のためにならない日記

《基本毎日更新》バイト先の先輩に真似て始めたしがない大学生によるしがない日記。気になったこととか今までの経験とか気になることとかの雑多ブログ。チャラくない大学生活がどんなものかとか気になる人にオススメ。 お問い合わせはパソコンの方は横、スマートフォンの方は記事下のプロフィールよりフォームにお願いします。

【またかよ】塾の不祥事 「国語」を教えるということ

どもども。

前にも塾の不祥事についてはお話しましたが、今回もまた不祥事が判明しました。私が塾でバイトをしているからこそ色々考えるところがありますので今日もお話します。

今回問題になったのが「国語」の授業についてです。塾の言い分としては「国語の能力が伸びるのには時間がかかるから、国語の授業で他の教科をやらせたりして得点を伸ばすようにした」との事です。この件について、一応文系講師をやっている私が考えることをお話します。

 

国語についてですが…今回問題になった塾の言う通り、恐らく最も伸ばすのが難しい教科で、さらに最も教えるのが難しい教科だと思います。塾としては「成績を上げる」という使命がある中で、最も利益に遠い教科だとも思います。だから、その当該塾が言いたいことはよく分かります。

ただ、国語ほど重要な教科は無いと私は思っています。もちろん他教科が重要でないというわけではありません。でも、日本に住んでる上で色んな語彙、読解力が必要である点、さらに他教科を理解するために非常に重要です。例えば英語です。結局日本語訳が出来ないと英語は理解出来ません。例えば英語の長文を読む時…最終的には日本語で考えなくてはならない訳ですから、日本語の長文が読めないといけないのです。更には数学、理科、社会など全ての教科で国語力が無いと問題が解けません。

国語は全てにおける基礎力だと私は思っています。確かに国語以外の問題解答力や、知識を詰め込ませればその場しのぎの学力は付くでしょう。でも、本番でいざ点数が取れるかと言えば、そうじゃないと思いますし、一生使える勉強法や知識を教えるべき教育機関がその場しのぎの事だけ教えて放り出すというのは最低だと思います。

 

前回は業界の常識に関する「大人の話」だったからまだ良かったです。しかし今回は教育を受ける子供に対しての問題です。前回も酷いと思いましたが、今回の件はそれ以上です。当該塾は返金を予定しているそうですが、一生のうちに基礎力を付ける大事な時期に不適切な行為をしたことは、本当に大きな問題だと思います。これで教育機関を名乗っていいのか疑問に思います。

 

参考記事→https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20210210-OYT1T50139/