緊急事態宣言は必要か？

どもども。

新年早々物騒なニュースですが、一都三県の知事が政府に対して緊急事態宣言を出すように要請を行いました。これに対して政府は、緊急事態宣言と同等の措置を取るとし、緊急事態宣言については発出を見送りました…さて、本当に今緊急事態宣言は必要なのでしょうか？

緊急事態宣言と言うと、昨年4月のあの状況が思い起こされます。スーパーには人が結構いるけど、主要観光地や主要駅、大規模交差点には人が全くおらず、店はほとんどシャッターが降りている…そんな状況です。しかし、今緊急事態宣言を出しても、恐らく人の流れは当時ほど減らないのではないかなと思っています。

じゃあ緊急事態宣言は必要無いのかというと、一概にそうとも言えません。恐らく「緊急事態宣言」というその響きに対して外出自粛を行う人や、時短要請に応じる店は少なからずあると思いますし、何より知事が緊急事態宣言を理由に人の移動を制限することが出来る。これらのことが出来るだけでも緊急事態宣言には大きな意味があると思います。何より、一都三県の知事が政府に対して要請しているのにも関わらず、理由も示さずその要求を飲まない。ここに関しては政府に大きな問題があると考えます(まあ某幹事長の姿が個人的には思い浮かぶのですが…)。

とはいえ、宣言を出した時に保証をどうするのか？これ以上の財源があるのか？経済がまたピタッと止まってしまうのではないか？そのような懸念もあります。

新型コロナウイルスに関しては、私は一貫してどちらかの意見を持っていましたが、今回ばかりはどっちにするのか決めかねます。でも、本当に私達の将来を守るためなら、今後の経済活動や衛生環境的に良いのは緊急事態宣言を発出し、人の流れを一旦シャットアウトすることだと思います。正直やばいとは思いつつ、どうしてもその一言が無いとみんな迷うんですよ。んで迷った結果楽しい方を選ぶんです。人間だから。宣言出てないからまだ県内なら動いて良いかなとか、それこそ今日の箱根駅伝の沿道だってそういう人が来てると思うんです。「主催者は行くなと言うけど別に緊急事態宣言出てないし、罰せられる訳でもないし。ちょっとなら良いよね」って。私含めてその考えをちょっと止めて欲しい。意志が弱いと言われるのは重々承知ですが、コロナ脳でもコロナは風邪って言うアホでもないような「普通の人」ってそんなもんです。

「普通の人」達を止めるための緊急事態宣言じゃないかなと私は思います。