菅総理の日本学術会議人事は問題か?
どもども。
今回は結構タイムリーな話題です。
内閣総理大臣の所轄の下開かれる「日本学術会議」の会員に、推薦者6名が入らなかった問題についての話です。
さて、私はあまり日本学術会議について難しいことは分かりませんので下手なことは言わないようにしておきます。日本学術会議については以下のURLを見てもらうとわかりやすいかと。(日本学術会議公式ホームページです)
http://www.scj.go.jp/ja/scj/index.html
今回話題にしたいのは、この菅総理の人事が問題か否かについてです。菅総理の人事を批判する人は、学問の自由が脅かされている、恣意的人事である、前例に無いと言う人が多いです。1つずつ見ていこうと思います。
学問の自由についてですが、これは別に保証されていると思いますけどね…別に研究ができなくなるわけではないですし、なぜ今回の人事が学問の自由に関わるのか私には分かりません。私個人としては特に問題ないように思います。
それより恣意的人事であるということの方が問題であるように感じます。元々日本学術会議の人事については内閣総理大臣が任命権を持つものですが、政府とは独立した研究機関、会議であるわけです。この原則が(現行の制度上で)覆されるのはあまり良くないのではないかなと思いました。
最後に前例に無いということですが、菅総理は前例主義などを壊すということを目標の一つとして掲げていますので、別に前例に無いことに関しては良いのではないかと思います。
3つの視点から見てきましたが、総合して現行制度では任命拒否は問題だったのではないかと思います。政府寄りの会議にするのであれば、その制度をきちんと整えてからやるべきだと思います(制度変更して国民の声がどう変わるかは置いといて)。私は菅総理がちょっと焦りすぎたのではないか、勇み足ではないかなと感じます。官房長官時代同様に、落ち着いた対応を望みたいなと思います。