「フェミニズム」のあり方とは
どもども。
フェミニズムって、すっごーく平たく言えば「女性差別、男尊女卑反対!」という感じの思想で、その思想を元に活動している人をフェミニストって言うわけです。私は別にフェミニストでは無いのですが、男尊女卑の考えは撤廃されるべきだと思っていますし、女性に対する偏見を無くしていかなければならないとも思っています。
ただ、最近は行き過ぎたフェミニズムがよく見られます。そもそもフェミニズムは最初、公的な面での公平化を図る思想でした。例えば、「選挙権が男しかないのは不公平で、女性にも選挙権を!」という考えでした。それが成功し、今度は家庭内などの民的な意味でのフェミニズムになっていきます。「女性が家事、男性が仕事」「亭主関白が当たり前」などの考えを打ち砕くようなものです。
さて、では今のフェミニズムはどうなのか?
確かに今も、特に日本では「女性が家事、男性が仕事」という概念が張り付いています。まあこれはおかしな考えで、男女共に仕事や家事をするべきだと思います。
ただ、行き過ぎたフェミニズム…これは俗に言う女尊男卑の考えです。これは、「男女は平等に!」から行き過ぎた「女性の方が立場が上だ!」という考え方です。最近これ多いなあと感じます。もしかしたら、言ってる本人達はそんな気は無いのかもしれません。しかし、実際に行き過ぎた考え方はあるのです。
その1つとして挙げられるのが「性的搾取」の問題。まあ確かに、男が一方的に女性を性的対象としてのみ見るのは問題だと思います。しかし、だからと言って「男性が女性を性的な目で見るのはやめろ!」とか、少しでも露出が多いものなら「女性に対する性的搾取だ!」のような考え…これは全くフェミニズムに当たらないと思います。逆に、フェミニストの活動を邪魔しているに過ぎないものだとすら感じます。
私の思う「フェミニズム」とは、「男女が歩み寄ること」だと思います。今まで男性は(社会一般的には)、女性を下に思っているような人が多かった。これは男性全員が理解すべきことですし、女性がこれを知り、活動することに関して悪いとは思いません。そして、お互いがきちんと理解した上で歩み寄り、差別が無くなる。これがフェミニズムの成功だと思います。
しかし、フェミニストが一方的に男性を非難し続ける限りこれは不可能でしょう。男性だって人間ですから、「そんなこと言うなら反抗してやる!」となってしまうことでしょう。
今、アメリカで起こっている黒人差別の問題もそうですが、一方的に相手を殴るだけでは何も解決しません。これをどれだけ歩み寄りに持って行けるかどうか、それが差別が無くなる近道だと私は思います。
それではー「再见!」