「政治とカネ」を避ける日本の悪しき風習
どもども。
私は公民科目が大好きで、それを理由に経済学部に入学しました。
しかしこの日本では、高校、大学生にならないと、政治やお金の問題を学びません。なぜかというと、そのような政治やお金に関する問題は汚いものだと教えこまれるからです。
皆さんは経験ありませんか?
子供の頃親の前でお金の話をして
「あなたはそんなこと考えなくていいの!」「人前でそんな(お金の)はなしをしちゃダメよ!」
確かに、ひっきりなしにずーっとお金や政治の話をするのはあまり関心できたものではありません。「さっきと言ってることが違うじゃないか!」と思った人もいるかもしれませんが、ずーっとゲームの話とか、ずーっと勉強の話をしている人をあなたは不思議に考えますよね?それと一緒です。
この日本は「政治とカネ」だけをおかしなもの、子供が勉強するにそぐわないものとしているのです。結果としてこの考えは、その子供が大人になった時まで続くのです。そして、政治やお金の話をすると気味悪がって近づかなくなる…その悪しきループです。
これがどんな実害に繋がるのか…
政治について知らなくていいと言われた子供が大人になり、急に「政治は大事だ!選挙に行かなきゃ!」となるでしょうか?
私の答えはNOです。
結局、選挙をとても大事にしている人を馬鹿にし、また政治を汚いものとして見るのです。
お金の話を汚いものとして見ていて、今これからの政治や経済の情勢が見られるでしょうか?
これも私はNOだと思います。
結果として何が悪いかと簡単に言えば「世情を見られない大人が増え、それを知る人に支配されるようになる」ということだと思います。
後半は少し言い過ぎかもしれませんが、前半は間違いありません。
デマを信じてしまうのも、一部の原因はここから来てるのではないかと思います。
しっかりと物流や経済、世情を分かっていれば、ある程度はデマだと分かるはずですし、待っていれば手に入ると理解出来ます。それが出来なくなっているのが今の世の中だと思います。
今このコロナウイルスの問題が大きくなってきており、SNS等で自分の考えを呟こうにも、そもそもの知識が無いために、憶測で物を言う人が多いように感じます。
例えば今問題になっている「緊急事態宣言」そしてこれと混同しやすい「緊急事態条項」
これの違いすら調べようともせず批判している人も多いように感じます。(もちろん、調べて論理的に批判してる人もいらっしゃいます)
元は政治は汚いものだと思い、付け焼き刃で目の前の問題を批判する…それでは論理的な判断は出来ません。
日本の悪しき風習はここにあり…私は心底そう思います。
しかし、このようなことが表面化したコロナウイルスの問題。ここから少しでも悪しき風習が改善されることを祈り、私も1人の先生として考えていかなければならないと感じます。
それでは「再见!」