いちばん身近な「政治とカネ」の問題って何?
どもども。
前に「政治とカネについて、日本人は会話を避ける傾向があるよね」って話をしました。ただ、「そもそも政治とカネの問題って何?」という人も多いかと思い、私の考える最も身近な政治とカネの問題についてお話しようかと思います。
最も身近な政治とカネの問題…それは「選挙」についての問題です。選挙というのは、満25歳以上であれば、衆議院議員選挙、地方議会議員選挙等に男女問わず出ることができます。しかし…かなりのお金がかかります!つまり、全員が全員出来ることが出来ないわけです。もちろん、公費(平たく言えば役所のお金)から補助される部分もあります。しかし、どうしても避けられないのが供託金です。これは、選挙に出る上で、法務局に預けるお金のことです。市議会議員選挙でも30万円は必要で、衆議院議員選挙だと300万円が必要です。ただ、一定の得票数があればこのお金は帰ってきます。とはいえ、初期費用として必要なので、かなりの額です。もちろん必要なのはそれ以外にもあります。選挙事務所料や人件費、通信費…色んな費用が必要です。
もちろん、選挙に出るということはその分時間も使います。仕事をやりながらというのはかなり難しいでしょう。そうなると、ある程度の貯蓄が無ければ選挙に出ることは出来ません。制度上では出ることが出来ますが、実際出るのは難しいのです。本来意見がある人(今生活に困っている人)が直接選挙に出て、その意見を伝えることが難しいのが現状です。
結局、選挙に出るという政治活動とお金というのは切り離せないのです。
問題は選挙に限りませんが、最も身近な問題です。選挙に出るハードルが低いと、選挙を利用する変な人が出るかもしれないので、一概に下げる訳にはいきませんが…それでも、今の選挙制度では「政治とカネ」の問題は避けられないのではないでしょうか。
それではー「再见!」