【憲法記念日】緊急事態条項とは?改憲の必要性
どもども。
ゴールデンウィークがステイホームウィークになってしまいましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか…
さて、いつもはあまり気にしないゴールデンウィークの各祝日…今日3日は憲法記念日です。皆さんがいつも知らず知らずにお世話になっている日本国憲法、これを改憲(憲法を改正)する話が自民党には出ています。その1つとして今話題になっているのが、緊急事態条項です。今日はこれについてお話します。
さて、今は緊急事態宣言下であり、都道府県知事には普段よりも強い権限が与えられています。それにより、外出自粛や休業要請、休業しない店舗の公表など…様々な対応を取っています。ですが、これは緊急事態条項とは違うものです。
緊急事態条項というのは、もっと政権に強い力を与えます
どういうことか…緊急事態(曖昧な基準)となった場合は、国会の審議なしに法律と同じレベルの政令が出せると言うのです。すなわち、海外と同じように外出禁止にして、罰則を設けることも出来ます。もっと言えば、やろうと思えば中国のように自分達に不利な情報を言わせないようにすることも出来ます。
さらに、基本的人権が「保障」から「尊重」になったり、地方自治体に「指示」することも出来ます。これもやろうと思えば、都道府県知事を辞めさせることだってできるのです。恐ろしいとは感じませんか?皆さんの人権は、内閣が「尊重」していれば阻害されるかもしれないのです。
じゃあ、なんで緊急事態条項が必要なのか?
今回のコロナウイルスに関する騒動では、緊急事態宣言を出すまでにも相当の時間を要しましたし、今以上の規制をするわけにもいきません。そして、それらの対応を批判する人も多くいるのです。そうすれば
「国民の真意は、もっと早くもっと強い法律が必要だよね?早くするなら国会審議前に強い宣言を出せた方が良いじゃないか!」
という理由付けが出来てしまうのです。理由があれば、改憲を発議するのに根拠を持つことが出来ます。
国会の審議がなぜ必要なのか、と思う方もいると思います。国会議員というのは国民によって選ばれていて、国民の意見を反映しているはずです。その意見を反映している国会議員が審議することによって、より国民の意見が反映されるようになるわけです。
その国会が無く、内閣が勝手に立法を行えば、選挙の意味はありません。だって、内閣閣僚は(国民から直接選ばれていない)総理大臣が選ぶのですから。
私は別に安倍総理含む自民党を一方的に批判したい訳じゃありません。むしろ今回のコロナ対策は、他国の医療崩壊を見れば十分ではないかなと思います。
だからこそ緊急事態条項はいらない。これ以上私権を害するのは、戦時中と同じ状況になりかねません。
今回のコロナ対策の1人の支持者だからこそ、緊急事態条項は必要無いと改めて感じます。
実際今の世の中にはそぐわない(古文仮名遣いを始め)ものは憲法にたくさんあるでしょう。そんな所は直せばいい。ですが、それ以外を改憲する必要は無いと思います。しかもこのコロナ禍中で…
皆さんはどのように感じますか?もし何かご意見あれば頂けると嬉しいです。
それではー「再见!」