「ありがとう」
いつでもどこでも言われていることかもしれないけれど
挨拶が言えることって本当に大事なんだなって思った。
お小遣いくれた時にありがとうとか、朝起きておはようって、寝る時におやすみって
本っ当に当たり前のことだけど
これほど大切だと思ったことは無い。
絶対に年末一緒にいると思ってた
年を明けると思ってた
一緒にお酒が飲めると思ってた
結婚式に這ってでも来るって言ってたから来ると思ってたし
曾孫を抱かせてあげたかった
でも、最後に天皇陛下を見せてくれて、家から出棺する時もみんな揃うまでなんやかんやで待ってくれて、亡くなる時もみんな来るまで待ってくれて
それだけでも私は良かったと思ってる。
家で皆で会いたかったんだよね
せっかちな祖父が1番気が長かったのかもしれない
私らが騒いでても祖父はまだ笑ってるようで
「なにをやかまし言うとるんやー」
って言ってるみたいだった
いつまでも泣いてちゃダメだと思いつつ
声をかけたらやっぱり泣いてしまう
でも、しっかりやっていかなきゃ
それを祖父はきっと望んでる
どこに行ってもきっと見てくれる
最後の最後まで人のことを思っていて、みんなから愛されている祖父が大好きでした
ありがとう