【単発バイト】物流の現実を知った話
どもども。
今日の今日なんですけども、初めて派遣で単発バイトに行ってきました。行ったのはとある有名な物流業者で、主な仕事は倉庫内製品のピッキングと配送先毎に商品を仕分けるという内容でした。いつもは塾講師としてのバイト経験しかない私が何を知ったのか?今日はそんな話です。
私が今日働いたところは、基本的に全て人の手で行います。(フォークリフトは使いますが)ワンフロアとはいえど、今日ピッキングで歩いたのは午前中だけで1万歩以上です。それだけ広い倉庫内から商品を見つけ出すのです。
まず思ったのは「これだけ配達を利用して商品を買う人がいるんだ」ということです。全国にたくさん倉庫はありますが、その中のたった一つでこれだけの商品が動くんだと驚きました。私が今日ピッキングしたのは恐らく50~60個ほどだと思います。初心者でそれですから、経験者の人はもっと多くをピッキングしている事だと思います。それが毎日その倉庫で行われる訳ですから、やはり規模は凄いものです。コロナを機にということもあるでしょうが…
次に思ったのは「配達に手間が非常にかかる」ということです。機械化を行ったところもありますが、未だに人の手でピッキングから梱包、仕分けまでやっているところがほとんどだと思います。注文書を見て商品を取り、それをバーコードを使って確認し、人の手で梱包し、それを配達先毎に並べてドライバーさんに渡す…最初のピッキングから仕分けに行くまでだけでも1時間ほどかかります。これだけの手間ひまがかかって商品が届くということを今回初めて知りました。
最後に「もう即日配達、即日発送は無くしても良くないか?」ということです。我々アルバイトは目の前の注文書を使ってピッキングすればいいですが、アルバイトを雇う運送会社側としては急がないといけない。しかし、アルバイトに急がせると思わぬ事故に繋がります。フォークリフトも結構はやく動くので、衝突事故の可能性も高いです。そんな環境ですから、即日発送とかを増やせば、そのうち大きな事故になるだろうなと思いました。
ただ、消費者からしたら「知らん!早く届いた方がええやん!」と思うことでしょう。しかし、そう簡単ではないことが今日分かりました。別に即日発送じゃなくてもいいから焦らずゆっくり届けて欲しいなと思いましたね…
やっぱり、現場を見ないと分からないことが沢山あります。もし自分が上に立つ立場になった時…現場だけは必ず見なければならない、そして経験しなければならないと感じました。政治家にもぜひ一日だけでもいいから現場勤務してみて欲しい…たった一日だけでも分かることはたくさんありましたから。