西村大臣「気の緩み」発言に何を思う
どもども。
39県でやっと緊急事態宣言が解除されました。これは本当に喜ばしいことで、国民全員の自粛の効果や最前線で戦う方の奮闘(ここがいちばん大事)、もちろん政府の対応も。全てが重なってここまで抑え込んだのだろうと思います。しかし、残りの8都道府県は未だ解除に至っていません。非常に残念ですが、まだ外出等の自粛が必要でしょう。
さて、そんな中で毎日新聞社の記事によると西村経済再生担当大臣は
39県で新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されたことに伴い、残る8都道府県でも人出が増加傾向にあるとして「あちこちで気の緩みが見られ、大変心配している」と引き続き自粛を求めた。(毎日新聞社)
と述べています。これに対して
「何が気の緩みだ!国民への責任転嫁だ!」「緊急事態宣言解除したのは経済活動再開のためだ!なんでそんなこと言われないといけない!」「安倍やめろ!」
といったコメントがSNSで多く見られます。
まあ確かに、これらのコメントは的を得ているでしょう。しかし、今回の西村大臣の発言とは関係ないのではなかろうかと思います。
というのも、西村大臣の言葉と記事をよく見ると…
『残る8都道府県でも人出が増加傾向にあるとして「(西村大臣発言)」と引き続き自粛を求めた』
と述べています。これ、ちゃんと読めば、「緊急事態宣言が出されている8都道府県でも人出が増えてるから自粛してね?」ってことだと思います。これなら納得いきますよね?だって、未だに病床使用率や経路不明感染者が高いもしくは周りに高い都道府県があるから緊急事態宣言を解除していない、すなわち自粛要請を解除していないわけですから。西村大臣の発言は正しいと読み取れるはずです。
ちなみにこの後には
「ここで気が緩むと新規感染者が増え、解除できなくなる」と懸念し、39県についても感染防止策の徹底を求めた。
(毎日新聞)
とあります。解除していないのは改めて9都道府県であり、残り39県は感染防止策の徹底です。
私はこれらを見て改めて「あ、日本人ってやっぱり読み取り能力ないんだ…」というのと「もうちょっと分かりやすく発言出来ないものか…」と2つのことを思いました。これは「とにかく政府発表は批判!」ということよりも酷いものだと思います。だって、日本人が日本語読めないんですから。
日本人は割と読書が好きだと思うんですが、読まれている大半は小説文や物語文です。しかし、このような新聞記事を呼んだり、記者会見を見たりというのは説明文読解力が必要です。
塾で授業していても思いますが、説明文を読まない人が本当に多いなと思いました。その弊害が今なんだろうなと心底思います。もっと説明文とか論文とか早いうちから沢山読ませればいいのに…
ということで、私は西村大臣の発言については妥当だと判断します。(これも別に政府の全ての行動を容認している訳では無いですよ?)
とはいえ、自粛すべき外出とは何なのか?不要不急とは言いますが、例えば千葉県のドライブスルーマザー牧場に行くのも開いてるのに自粛しなければならないのか?未だにどこまでいいのか分かりにくいと思います。特に車を使った移動に関しては…
まあ、このままいけばもう少しで解除の方向に向かうと思いますので、各々の判断で行けば良いかとも思います。(個人的には「不特定多数との濃厚接触を極力減らす」というものだと思っています。断定はしません。専門家じゃないので)
今日は気になったので(久しぶりに)朝早くから投稿しました。この一連のコロナ騒動で「正しい情報を正しく取り入れる能力」を身につけるチャンスだと思います。私も気をつけます。
それではー「再见!」