食べ放題で元を取るのは良いこと?~サンクコストについて~
どもども。
この前貧困の話をしたのですが、その話が好評でしたので、経済的な話第2弾として食べ放題の話をしたいと思います。
皆さん食べ放題はお好きですか?
私は結構好きです。やはり好きなだけ好きなものが食べられるのはいいですよね!最近は食べ放題も色々増えてきて、比較的安価でも食べ放題が楽しめるようになってきています。
そんな時に、こんなことを思いませんか?
「元を取らないと勿体ない!」
皆さん考えることは一緒で、やはりそれだけの値段を払ったのならば、元を取りたいと思うのが本望かと思います。
では、これは経済学的に考えて合理的なのでしょうか?
結論から言えば、これは合理的ではありません。でも、急にそんな事言われても訳がわかりませんよね?お金出したんだからそれだけ食べた方が合理的だと考えるかと思います。しかし、その払ったお金は、いくら食べても食べなくても戻ってこないのです。
人間の満足度というのは、食べれば食べるにつれ少なくなっていくと言われています。
例えば、皆さんは凄くお腹がすいてる時にハンバーガーを食べるのと、3個目から4個目にかけてハンバーガーを食べるのとでは全く満足度が違ってくると思います。そして、そのうち食べることによる負の満足度(不満)を生むことになります。
食べ放題の話に戻りましょう。
食べ放題においても、満足度に関しては同じで、食べすぎることによって負の満足度を産むことになります。負の満足度は、食べすぎることによる体の不調を表すとすれば、それを対処するための胃腸薬などが余計にかかってしまいます。これでは食べ放題の為に払った取り戻せない費用にプラスしてさらに費用がかさむこととなります。
だから、どうすれば良いかと言うと、自分が満足するところまでで止めれば良いのです。食べれても食べられなくてもかかる費用のことを考えず、これから負の満足度が生まれないように食べることが最も合理的だと言えます。
ちなみに、このような払ってしまってもう取り戻せない費用のことを経済学ではサンクコストと呼びます。これは様々なところで応用出来ます。
例えば、映画を見るのに前売りチケット(1000円)をなくしてしまった。でもその映画は1500円払ってでも見たい…そんな時はなくしてしまったチケット(1000円)のことは考えなくていいのです。これからの満足度を考えれば、新しくチケットを買う(1500円以内)方がこれからの満足度を向上させることにつながります。
このように、サンクコストの理論を用いることで、生活面でさらに充実することが出来るのです!
経済と聞くと難しい印象があるかと思います…しかし、身近な例に置き換えることにより、理解しやすく、さらに生活に役立てることが出来ます!ぜひ皆さんもどこかでこの理論を使ってみてください!
一応これはこれでシリーズのようにしたいと思います。次はダイエットはなぜ後回しにするのかについてお話します!
それでは「再见!」